買いたい不動産があるなら、まずは必要な税金を把握することから始めましょう。
①印紙税
印紙税とは、住宅の売買やローンを利用する際など、契約書の作成に必要な税金。金額は「契約書に記載された金額」によって増減します。通常は、「収入印紙」を契約書に貼付→印鑑を押す→
納税という流れに沿って支払います。1億円以下の不動産であれば最大でも金額は6万円程度。それほど額が大きくなることはありません。
②消費税
一般的な商品を購入する場合と同じく、不動産の購入・建築時にも消費税を支払う必要があります。ちなみに土地は非課税。課税の対象はあくまで建物(建築物)です。さらに不動産会社への「仲介手数料」にも課税されます。税額は「建物の代金×税率8%(国税6.3%+地方税1.7%)」となります。
③登録免許税
登記の手続きによって発生する税金。「所有権」に関する登記、「抵当権」の登記、いずれも対象となります。いずれも登記を申請する際に納税します。税額は以下の計算式により算出されます。
土地・建物の場合=固定資産税評価額×所定の税率
抵当権の場合=債権額×所定の税率
④不動産取得税
不動産を取得(建築・購入)した際に支払う税金。通常は「固定資産税評価額」を基に課税されますが、新築の物件など固定資産税評価額が査定されていないケースでは、各都道府県における評価額を算出する計算式に基づいて課税されます。税額は以下の式によって算出されます。
税額=固定資産税評価額(課税標準)×税率