三井デザインテック(株)は31日、東京大学大学院経済科学研究科准教授の稲水伸行氏と共同で、「クリエイティビティに関する調査研究」を実施、結果を公表した。
生産性の向上に関してオフィスデザインの側面からアプローチし、職場風土やワークスタイルの向上とクリエイティブパフォーマンスに関する相関性を調べた。2月17〜27日、東京23区内の事業所規模100人以上のオフィスに務める25〜59歳の男女に対してインターネットで調査した。回答者数は2,938人。
職場風土とパフォーマンスに関する調査では、仕事の自由度や仕事のリソースのレベルを高めると、個人能力の高低にかかわらずクリエイティビティが向上。一方で、仕事の量やプレッシャー、仕事の挑戦度などについてもクリエイティビティは向上するが、行き過ぎると個人能力が低い人についてはパフォーマンスが下がるという結果になった。
ワークスタイルとパフォーマンスについて調べたところ、「オープンオフィス」や「コラボレーション空間」などすべての面で相関性が認められた。ただ、職種によって必要なワークスタイルの要素は異なるといった結果も明らかになった。
引用元:
athome.co.jp