景況感、改善。調査開始で最も高い水準に

日本生命保険(相)とニッセイ・リース(株)は25日、2017年度の「ニッセイ景況アンケート調査」の結果を発表した。2017年8月に3,208社を調査したもので、企業規模別内訳は、大企業451社、中堅企業757社、中小企業1,942社、無回答・不明58社。
現状の業況判断D.I.は18.0と、前回調査(16年8月)比で8.8ポイント改善。調査を開始した95年度以降で最も高い水準となった。
業況判断D.I.の18年3月時点における見通しは14.6で、現状の18.0と比べると3.4ポイント低下するものの、高水準を維持。製造業・非製造業別では、製造業が15.9(17年8月比3.7ポイント低下)、非製造業が14.0(同3.4ポイント低下)で、差はほとんどなかった。
16年度の売上D.I.(連続増収・増収に転じた企業数%−連続減収・減収に転じた企業数%)は16.8(前回調査の同見通し比0.6ポイント低下)と小幅な下げとなったが、7年連続で増収企業数が減収企業数を上回った。17年度の見通し売り上げD.I.は28.6で、増収傾向が強まる見通し。
製造業の16年度売上D.I.は、9.3、17年度の見通しの売上D.I.は31.4で、増収傾向が強まる見立てに。非製造業の16年度売上D.I.は前回調査の見通しD.I.(20.5)と同水準の20.9。17年度の見通し売上D.I.は28.2と、同じく増収傾向が強まっている。しかし業種別で見ると、電気・ガス・水道が大幅上昇、通信、不動産が大幅に低下している。

引用元: athome.co.jp