NPO法人キッズデザイン協議会は25日、「第11回キッズデザイン賞」の表彰式を開催した。
同賞は、子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・空間・サービス・研究活動などを顕彰する制度。
今年度はICTを活用した子育て支援の広がりや、子ども・子育て支援新制度により施設関連の応募が多かったという。受賞数は298点(応募数462点)。応募部門は「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」(受賞数88点)、「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」(受賞数126点)、「子どもたちを産み育てやすいデザイン」(受賞数84点)の3つ。合計34点の受賞作品が発表され、そのうち住宅関連会社の表彰では、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」(一般部門)の経済産業大臣賞優秀賞に、積水ハウス(株)の「積水ハウスの分譲マンションにおける安全・安心のための取り組み」、また「子どもたちを産み育てやすいデザイン」(男女共同参画部門)男女共同参画担当大臣賞優秀賞に、ミサワホーム(株)の「マミーズプロジェクト」が選ばれた。
同協議会会長の山本正巳氏は挨拶で「受賞作品は、キッズデザインの理念を表すすばらしい作品ばかりだった。6月10日に発表したキッズデザイン宣言の冒頭には『すべての子どもたちは社会の宝であり、未来そのもの』と書いている。これはキッズデザインのコンセプトの核心であり、協議会活動すべての原点。キッズデザインを通じて、ビジネスに貢献することはもちろん、あるべき社会の姿を見据えて今後も取り組んでいきたい」などと述べた。
なお、25日より受賞作品検索サイトが公開され、これまでの受賞作品2,453点の作品を閲覧できる。
引用元:
athome.co.jp